夏休み後の不登校~続き~
適応指導教室に勤務していた頃の
中学3年生女子Aさんの話の続きです。
9月のある日
突然
教室に来て
適応指導教室に通いたいということで
保護者や担任の先生との話し合いを経て
教室に通うことになりました。
中学3年生のこの時期
進路について動き始めている中
今思うと
本当にスゴイ決断だったと思います。
本人はもちろんのこと
保護者や担任も
わりとすんなり
本人の意向を
受け入れたものだと感心します。
Aさんの学校生活は
本当に普通でまじめな生徒でした。
友だちがいないわけでもなかったのです。
そんなAさんは
適応指導教室では
毎日、決まった時間に来て
自分で学習の予定を立て
割と計画的に進めていました。
他の児童・生徒ともトラブルもなく
かかわり合うことができていました。
実は
私は何が原因かということを
あまり探ったりはしませんでした。
原因を追及することは
時には必要なのですが
本人が頑なに閉ざしていることは
あえてこじ開けて原因を追究したからといって
学校に戻れるわけではないからです。
教室では学習以外に
そば作りをしたり外出してみたり
週一回の運動をしたりして
冬休みまで教室で過ごしました。
年明け後
本人が決めていた通り
学校に戻り
受験、卒業と迎えたのでした。
そんな教室の活用の仕方は
正しかったかどうかわかりませんが
一人の生徒が
引きこもることをせず
学校に戻れたと思うと
よかったと思います。
時々、Aさんのその後を
想うことがあります(^-^)
からだ回復処 和屋
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